HOME > 埼玉県予防接種センターだより(No 2021-11)
総接種回数は1.9億回を超えました。自治体の方々、医療関係者、職域接種の関係者をはじめ、皆様のご尽力により接種が進んでいることに御礼申し上げます。引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。
≪役立つ情報をご案内します≫
○接種完了後の感染対策について、聖路加国際病院の坂本史衣先生がコラムを執筆しています。
○在留外国人の方に向けて、多言語資材を作成しています。「FRESC多言語ワクチン接種サポート」の情報も掲載していますので、ご覧ください。
○接種を行う医療機関へのお知らせです。接種を実施する際に必要な情報をまとめています。
≪このほか、新型コロナワクチンに関する情報はこちらをご覧ください≫
厚労省HP「新型コロナワクチンについて」
米国ACIPが11月2-3日に開催されました。11月2日は、小児の新型コロナワクチンがテーマでしたので、情報共有させていただきます。5₋11歳の小児への接種が推奨されることになりました。小児への接種に関する多くの情報が掲載されています。
新型コロナワクチンの予診票の確認のポイントのVer4.0が発出されましたので、ご連絡いたします。
新型コロナワクチンの接種が進んでいますが、それと同時に間違い報告も非常に多くなっております。このほど、厚労省から注意喚起の事務連絡が発出されましたので、情報共有させていただきます。
11月5日現在、国内での新型コロナウイルス感染症の感染者は1,723,599例、死亡者は18,296名となりました。また、入院治療等を要する者は2,348名、退院又は療養解除となった者は1,701,666名となりました。
全国的に感染者が減少した状況が続いています。みなさまの御協力に感謝いたします。しかしながら、まだ終息したわけではありませんので、引き続き、マスクの着用、手洗い、換気など基本的な感染対策の継続をお願いします。<データ>
感染管理に関しては、下記国立感染症研究所等が発表しているマニュアルをご覧ください。
○新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年8月6日改訂)
○新型コロナワクチンについて(2021年10月8日現在)
今回は、変異株に対するワクチン有効性および海外での感染者数とワクチン接種回数の関係を中心に、新型コロナワクチンに関する最近のトピックスについて概要をまとめました。
○新型コロナウイルス感染症の直近の感染状況等(2021年10月26日現在)
第57回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年10月26日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします。
○新型コロナウイルス接触確認アプリ
(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application
9月8日からアップデート版(1.2.6)の配布を開始しました。
修正版「1.2.6」では、主に以下の修正を行っています。
1.陽性者と接触の可能性があった場合の通知の表示方法を変更しました。
2.通信環境等によって陽性登録情報のダウンロードエラーが生じた場合に、情報の更新が遅れないようにダウンロードを繰り返すよう本アプリ内部の処理を改善しました。
3.本アプリのウェブアクセシビリティ方針を策定し、公開しました。
※本アプリをご利用の方はアップデートをお願いいたします。スマートフォン端末のアプリの自動アップデート機能がオンになっている場合は、ダウンロードが可能な通信環境にて自動的に更新されます。自動アップデート機能がオフになっている場合は、App Store又はGoogle Playから「接触確認アプリ」と検索し、アップデートをお願いいたします。
○厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症に関する通知・事務連絡は下記ページに掲載されています。
自治体・医療機関向けの情報一覧(新型コロナウイルス感染症)
○啓発資料はこちら
飲食店における感染症防止対策、新型コロナウイルス感染拡大防止(2021年版)、差別・偏見防止、『TVアニメ「はたらく細胞」』、「ラブライブ!サンシャイン!!」手洗いポスターなどを掲載しています。
ダウンロードも自由なので、勤務先や学校などで是非ご利用ください。
○SNSにおける情報発信
新型コロナウイルス感染症に対する正しい理解と行動をしていただくために、厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、日々SNSを発信しています。今回より一部紹介してまいりますので、よろしければご参考ください。
Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan
<2021年11月4日(木)発信>
全国的に感染者が減少した状況が続いています。みなさまの御協力に感謝いたします。今後も感染の再拡大を防ぐために、一人ひとりが、そして社会全体で感染拡大防止に取り組むことが大切です。
政府広報オンラインでは、新型コロナウイルスに関する情報にアクセスしやすいようにまとめました。是非ご参照ください。
・感染を予防するには?
・もし感染が疑われたら?
・生活を守るために
・雇用主の皆様へ
・医療、介護、障害福祉従事者の皆様へ
また、「英語版」のSNSにおいても情報を発信しています。よろしければご覧ください。
Twitter: https://twitter.com/MHLWitter_en
Facebook: https://m.facebook.com/Mhlw.Japan.en
現在の状況と厚生労働省の対応については、各国機関やWHO等から発表された内容を踏まえ、プレスリリースとして毎日発表しております。厚生労働省が把握している情報と現在の対応など、プレスリリース一覧は下記にございます。
<報道発表一覧(発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他)>
<厚生労働省英語版ページ>
<厚生労働省中国語版ページ>
<多言語情報(Multilingual information)>
<Employment Policy for Foreign Workers -外国人のみなさまへ 仕事や生活の支援について->
新型コロナウイルス感染症(COVID 19)診療の手引きについては、「新型コロナウイルス感染症(COVID 19)診療の手引き・第 5 3 版」の周知について」(令和3年8月31日付け事務連絡)において通知しておりましたが、新たな知見を踏まえ、当該手引きが第6.0版として更新されました。
過去の版については、こちらからご覧下さい。(厚生労働省ホームページ「自治体・医療機関向けの情報一覧(事務連絡等)(新型コロナウイルス感染症)」)
「軽症患者等を対象とした新型コロナウイルス感染症治療薬の治験について」(令和3年9月3日付厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務連絡)において、外来等で実施する治験を紹介するコールセンターについて周知したところですが、さらなる治療薬実用化を促進するため、「軽症患者等を対象とした新型コロナウイルス感染症治療薬の治験推進について」(令和3年10月26日付厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務連絡)において、コールセンターにおける治験の紹介について、軽症患者等に対して宿泊療養施設、入院で実施する治験を追加するとともに、新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)を活用し、患者の治験参加情報等を関係者間で共有することとしました。
PCR検査機関等においては、コールセンターのポスターの掲示等による新型コロナウイルス感染症患者への周知を、治験実施医療機関においては、HER-SYSに係る対応等について、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
医療提供に当たり大変な状況かと存じますが、治療薬の開発も重要なものであり、治験推進について、引き続きご理解・ご協力のほどよろしくお願いします。
なお、本取組においては、患者の治験参加情報をHER-SYSにて保健所等と共有することになることから、治験参加の同意取得時には、患者に対して十分な説明を行い、同意の取得を行うようお願いいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
ンゴ民主共和国の北キブ州のベニで新たなエボラ出血熱(EVD)の確定例1例が発生したと、2021年10月8日に同国保健省及び2021年10月10日に世界保健機関(WHO)より発表されました。
症例は3歳児で、10月初旬にEVDと一致する症状を呈し、10月6日に死亡した。10月8日に、死後の咽頭スワブ検体のPCR検査でエボラウイルス陽性となりました。
本症例の前に、3名の近隣住民(子供2人とその父親)が9月14日、19日、29日にEVDと一致する症状を発症して死亡していました。
9月30日、WHOは、上記3名の死亡の報告を受け、調査チームを現地に派遣し、疫学調査を開始しました。11月1日時点で、確定例8名(うち死亡者6名)、疑い例3例(うち死亡者3名)が報告されています。
11月1日現在、合計552名の接触者が同定され、フォローアップされています。濃厚接触者や医療従事者に対して、ワクチン接種が行われており、WHOは検査、疫学調査、予防接種体制の強化、及び地域での予防啓発活動を支援しています。
北キブ州では過去に2度のEVDのアウトブレイクが報告されています。なお、これまでに日本におけるEVDの輸入症例は報告されていません。
より詳しい情報は下記、WHOアウトブレイク発生情報、WHOアフリカ地域事務局の週報等をご覧ください。
厚生労働省は本疾患に対して引き続き情報収集を実施し、必要に応じて情報提供を行ってまいります。
・WHO Disease Outbreak News (DONs): エボラウイルス病(コンゴ民主共和国)(2021/10/10)
・WHOアフリカ地域事務局 Democratic Republic of the Congo starts Ebola vaccination (2021/10/13)
・United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs (OCHA) Note d’information #4 - Reponse a l’epidemie d’Ebola au Nord-Kivu_02-11-21 (2021/11/02)
・UNICEF DRC COVID-19 and Ebola Situation Report No.4 (2021/11/03)
2021年3~7月の間に、米国ジョージア州など4州において、4例の類鼻疽症例が確認(2例は死亡)されました。
米国疾病対策・予防センター(CDC)が調査を行ったところ、10月26日のゲノム解析の結果、小売り大手企業で販売されたアロマスプレーが全例に関係していることが判明しました。
類鼻疽菌が検出された製品は、同企業店舗と通販サイトを通じて本年2~10月21日の間に販売されました。製造元はインドの企業で、商品は米国においてリコールされています。
CDCはインドの製造企業とともに、菌が混入した原因の調査、その他の商品への混入等について調査を継続しています。
類鼻疽は、感染症法上4類感染症に位置づけられる、類鼻疽菌による、重症細菌感染症の1つです。同菌を含んだ塵や飛沫を吸い込んだり、汚染された水などの摂取または皮膚からの浸入などによって発症します。
潜伏期は1~21日とされていますが、数年後の潜伏期を経て発症する例も報告されています。
本疾患は、熱帯・亜熱帯地域に見られ、これまで国内で感染したと考えられる症例は報告されていませんが、過去には海外で感染したと考えられる症例の国内報告があります。
【出典】
・Center for Disease Control and Prevention. 2021 Multistate outbreak of melioidosis. (2021/11/04).
・Wiersinga WJ, et al. Melioidosis. N Engl J Med. 2012 Sep 13;367(11):1035-44. doi: 10.1056/NEJMra1204699.
・Centers for Disease Control and Prevention. Melioidosis transmission. (2021/10/08).
・病原微生物検出情報(IASR)ベトナムで感染した類鼻疽の1例(Vol. 31 p. 107-108: 2010年4月号)
以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
埼玉県保健医療部疾病対策課
感染症・新型インフルエンザ対策担当
TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
埼玉県予防接種センター長 川野 豊(予防接種医療相談)
TEL:048‐601-2200 FAX:048‐601-2201
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予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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