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埼玉県予防接種センターだより (No 2019-12)

◎予防接種情報◎

◆ 予防接種基礎講座(12月21日、22日)が実施されます

予防接種が安全かつ有効に実施されるために必要となる、医療安全・患者安全等に関する最新の情報と確かな基本的技術を学びます。予防接種の実施・教育に関わる医療職(医師・看護師・助産師・保健師・薬剤師・養護教諭等)の方は、是非、お申し込み下さい。  

※参加費無料です  
※席に限りがあります

<ご案内URL> http://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/080/index.html

◎感染症情報◎

◯国内の感染症発生状況

◆ 今冬のインフルエンザ総合対策の推進について(埼玉県経営管理課より)

標記について、厚生労働省健康局結核感染症課長から、別添のとおり通知がありましたのでお知らせします。 また、厚生労働省との連携により、埼玉県版インフルエンザ予防啓発ポスターを作成していますが、今年度も厚生労働省がデザインの刷新を実施しませんでしたので、昨年度までのポスターを活用いたします。参考にデータを提供いたしますのでご活用ください。

【参考】
・厚生労働省ホームページ(令和元年度今冬のインフルエンザ総合対策)
URL 
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html

・ 当課ホームページ(インフルエンザに注意しましょう!)
URL
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/kansen/influenzakisetsu.html
※埼玉県版インフルエンザ予防啓発ポスターは上記ページからもダウンロード可能
 
・当課ホームページ
厚生労働省等からの通知(感染症・予防接種関連)
URL
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/kansen/kourousyou/tuuti31.html

◆ 風しんの報告が続いています

2018年は、12月30日までに2,917例の届出があり、そのうち、2,857例は7月23日以降の報告でした。

2019年は、11月24日までに2,266例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。

厚生労働省は、今般の風しんの発生状況を踏まえ、厚生科学審議会感染症部会及び予防接種基本方針部会での議論に基づき、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対して、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行っております。

対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使用すれば、原則無料で抗体検査及び定期接種を受けられるようになります。2019年度は、1972年(昭和47)年4月2日〜1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性に市区町村からクーポン券を送付しております。2019年度にクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望すればクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。なお、自治体により事業の開始時期や対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

なお、より多くの対象男性に対して告知し、抗体を獲得していただくために、厚生労働省は、「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」とコラボレーションしたポスター及びリーフレットの作成や、SNSなどを通じた啓発活動を行っております。また、「ラグビー日本代表」を起用した啓発活動を行っております。その他、名刺サイズの案内用紙やクーポン使用上の注意、医療機関向けのクーポン券の使用可否お知らせポスターなどを啓発資料として用意しておりますので、ぜひご活用いただければと存じます。

以下の風しんの追加的対策特設ページからもダウンロードできますので、是非普及啓発活動の資材としてお役立てください。また、YouTubeにて動画【止めるぞ 風しん 〜おじさま世代の皆様へ〜】を公開しております。風しんの患者が急増する中、40代、50代の皆さま、その他の皆さまも、すぐ検査に行っていただきたい思いを動画にし、公開いたしました。

風しんはなぜ怖いの?クーポン券とは?どうやって使うの?など、わかりやすく動画にて説明しております。ぜひ皆様の視聴および周りの方への視聴のお勧めをお願いいたします。

<動画はこちら>(YouTubeへリンク)

風しんの追加的対策特設ページ

■□シティーハンター□■
 <ポスター(A2サイズ)
 <リーフレット(A4サイズ)

■□ラグビー日本代表□■
  <ポスター(A2サイズ)
  <リーフレット(A4サイズ)

<ポスターとリーフレットの画像使用について>
風しんの啓発活動以外の用途では、ご使用をご遠慮申し上げます。また、ポスター・リーフレットの画像を加工・編集してのご使用も固くお断り申し上げます。

<クーポン券の使用可否のお知らせポスター>
<名刺サイズの案内用紙>
<クーポン券の使用上の注意>

今回の追加的対策の円滑な実施にむけて、引き続き検討を進めてまいります。

風しんについて
風疹 発生動向調査 2019年第47週(’19/11/20現在)> 

【リーフレット】

体調不良の時はムリしないで
妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ
職場は風しん予防対策をしていますか

◆ インフルエンザの発生状況を公表しました(2019年12月6日)

全国の定点医療機関当たり報告数は5.52
2019年第48週(11月25日〜12月1日)のデータを公表しました。全国の定点医療機関当たり報告数は5.52となり、前週の3.11よりも増加しました。

インフルエンザに関する報道発表資料

◆ RSウイルス感染症の流行が続いています

2019年8月より、RSウイルス感染症の報告数が増加しており、現在も流行が継続しています。

RSウイルスは子どもと大人のどちらにも感染することがあり、症状は風邪の様な軽い症状から、呼吸困難などの重い症状を起こすことまで様々です。特に、新生児や6ヶ月以内の乳児、先天性心疾患や肺の基礎疾患があるお子さんに感染すると、時に肺炎や細気管支炎など、重篤な病態を引き起こすことがあり、注意が必要です。

感染経路は患者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、ウイルスが付着した手指などを介した接触感染が主です。感染対策として、マスクを着用することや咳エチケット、手洗いなどの対策を徹底することが大切です。

RSウイルス感染症

◆ 新型インフルエンザ発生時の相談先と医療機関について(2019年11月25日)

各都道府県の新型インフルエンザ発生時の相談先と医療機関について、発生時において情報へ容易にアクセス出来ることを念頭においたサイトを、厚生労働省のホームページに作成しました。  

新型インフルエンザ発生時には、同ホームページを確認して「帰国者・接触者相談センター」に連絡するなど適切な行動を頂けますようよろしくお願いいたします。

新型インフルエンザ発生時の相談先と医療機関について

◎感染症情報◎

◯海外の感染症発生状況

◆ フィリピンでポリオ(急性灰白髄炎)が発生しています

2019年9月に、フィリピンにおいて、ポリオ(急性灰白髄炎)の発生が報告されました。急性弛緩性麻痺の症状のある患者さんを観た際は、フィリピンなど、ポリオ流行国への渡航歴を聞いた上で、ポリオの検査をご検討ください。必要に応じて、ポリオや急性弛緩性麻痺の届出の徹底もお願いします。

なお、フィリピンを含め、ポリオが発生している国に4週間以上の長期滞在を予定している方は、渡航前の追加接種が世界保健機関より推奨されています。特に、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが分かっており、この世代の方に対しては追加接種が強く推奨されます。

また、定期接種(四種混合)を終えてない方や、これまでに一度もポリオの予防接種を受けたことがない方は、長期滞在しない場合であっても、渡航前に予防接種を受けて頂くことが推奨されます。

 



以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。

行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
  埼玉県保健医療部疾病対策課
  感染症・新型インフルエンザ対策担当
  TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809

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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048‐601-2200  FAX:048‐601-2201

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