HOME > 埼玉県予防接種センターだより(No 2014-11)
■議題
・麻しん、風しん、おたふく、水痘、A型肝炎、インフルエンザ、成人用肺炎球菌のワクチンの安全性について
■結論
・2014/1/1~2014/7/31までの各ワクチンの副反応報告状況が示され、いずれのワクチンも取り扱いについて、特段の対応を行う必要はなく引き続き注意していくこととされた。
■配布資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000063483.html
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。
その他に、RSウイルス感染症、水痘、手足口病、マイコプラズマ肺炎の定点当たりの報告数が増加しました。
IDWR(感染症発生動向調査週報)2014年第41週(第41号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html
2014年第42週(2014年10月13日~19日)のデータを公表しました。全国の定点当たり報告数は、0.04となっています。
<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_…
水痘、感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少しました。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少しましたが、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。また、性感染症、薬剤耐性菌感染症について、コメントが掲載されています。
IDWR(感染症発生動向調査週報)2014年第42週(第42号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html
特集は「侵襲性インフルエンザ菌・肺炎球菌感染症 2014年8月現在」です。
感染症法施行規則が一部改正され、2013年4月1日から「侵襲性インフルエンザ菌感染症」と「侵襲性肺炎球菌感染症」が5類感染症に追加されました。
本特集では、感染症発生動向調査に基づく報告などについて記載しています。
IASR(病原微生物検出情報 月報)2014年10月号
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html
【発生状況について】
世界保健機関(WHO)の発表によると、11月9日までのエボラ出血熱の発生状況は、ギニア、リベリア、シエラレオネにおいては、患者数14,068例(可能性の高い症例、確定症例、疑い症例を含む)、死亡者数5,147例、マリ、ナイジェリア、セネガル、スペイン、アメリカを含めた総数は、患者数14,099例、死亡者数5,160例が報告されています。
医療機関の皆様におかれましては、以下の対応をお願いします。
(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状に加えて、ギニア、リベリア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在歴が確認できた場合は、エボラ出血熱の疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で都道府県知事へ届出を行う。
(3)ギニア、リベリア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在歴を有し、かつ発熱症状を呈する患者から電話の問い合わせがあった場合は、当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡するよう、要請する。
また、医療機関の受付・待合室で使用できる「渡航歴確認シート」を厚生労働省ホームページに掲載しました。印刷してご活用ください。
<エボラ出血熱について:啓発ツール>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-…
<エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kans…
<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/…
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/
【エボラ出血熱対策関係全国担当課長会議について】(2014年11月13日)
11月13日、西アフリカでのエボラ出血熱の流行を踏まえ、「エボラ出血熱対策関係全国担当課長会議」を開催し、エボラ出血熱に対する国内対策等について検討が行われました。
会議では、疑似症患者が発生した際の流れの確認が行われました。
【PPEの付け方、脱ぎ方の説明資料が公開されました】(2014年11月10日)
国立国際医療研究センター国際感染症センターは、各地で訓練を計画する際の参考資料として、院内の教育用資材を公開しました。
エボラ出血熱の流行をとめるためには、疑い症例・確定症例を迅速にケアし、他の人への感染拡大を予防することが重要です。
それと同時に、初期診療や専門的な医療を提供するスタッフ、接触者への聞き取りや症例の移送に関わるスタッフに2次感染リスクが発生しないように、エボラ出血熱を想定したPPE(個人防護具)の訓練機会の提供、必要な物品の整備を進めることが現在の課題といえます。
医療機関の皆様におかれましては、資料を御参照頂き、エボラ出血熱対策に
お役立てください。
[国立国際医療センター国際感染症センターホームページ]
<エボラ出血熱対策としてのPPE訓練>
http://www.dcc-ncgm.info/topic-ppe%E3%81%AE%E8%A8%93%…
2014年10月24日 西アフリカにおける2014エボラ発生に関する
国際保健規則緊急委員会 第3回会合でのWHO声明
http://www.forth.go.jp/topics/2014/10241529.html
2014年10月24日 フランスでチクングニア熱症例が報告されました
http://www.forth.go.jp/topics/2014/10241338.html
2014年10月23日 エボラ対応に関するロードマップ (更新13)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/10231335.html
2014年10月20日 エボラ対応に関するロードマップ (更新12)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/10201408.html
2014年10月20日 カリブ海諸国におけるチクングニア熱患者の発生状況(更新14)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/10201341.html
2014年10月20日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況について(更新41)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/10201335.html
以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
埼玉県保健医療部疾病対策課
感染症・新型インフルエンザ対策担当
TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
埼玉県予防接種センター長 川野 豊(予防接種医療相談)
TEL:048-758-1811 FAX:048-758-2626
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予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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