HOME > 埼玉県予防接種センターだより(No 2019-04)
2018年は、12月30日までに2,917例の届出があり、そのうち、2,857例は7月23日以降の報告でした。2019年は、3月24日までに1,033例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30~50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。
妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんに感染すると、先天性風しん症候群(CRS)の子どもが生まれてくる可能性があるため、注意が必要です。
厚生労働省は、今般の風しんの発生状況を踏まえ、厚生科学審議会感染症部会及び予防接種基本方針部会での議論に基づき、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対して、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行うこととなりました。
対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使用すれば、原則無料で抗体検査及び定期接種を受けられるようになります。2019年度は、1972年(昭和47)年4月2日~1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性に市区町村がクーポン券を送付します。2019年度にクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望すればクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。なお、自治体により事業の開始時期や対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。
なお、より多くの対象男性に対して告知し、抗体を獲得していただくために、厚生労働省は、「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」とコラボレーションしたポスター及びリーフレットの作成や、SNSなどを通じた啓発活動を行っております。以下の風しんの追加的対策特設ページからダウンロードもできますので、是非普及啓発活動の資材としてお役立てください。
<風しんの追加的対策特設ページ>
<ポスター(A2サイズ)>
<リーフレット(A4サイズ)>
<ポスターとリーフレットの画像使用について>
風しんの啓発活動以外の用途では、ご使用をご遠慮申し上げます。また、ポスター・リーフレットの画像を加工・編集してのご使用も固くお断り申し上げます。
今回の追加的対策の円滑な実施にむけて、引き続き検討を進めてまいります。
<風しんについて>
<風疹 発生動向調査 2019年第12週(’19/3/27現在)>
【リーフレット】
<体調不良の時はムリしないで>
<妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ>
<職場は風しん予防対策をしてますか>
関西地方で麻しんの患者が増加しています。大阪府では商業施設等を発端に患者が増加しており、本年第1週~第10週で304例が報告されました。前週からは、第10週分として報告された14例に、第10週分よりも前の週分として報告された5例を加えた計19例が増加しました。
厚生労働省では、麻しん患者の移動などにより、不特定多数との接触がみられたことから、他の都道府県に感染が拡大する可能性も考慮し、2月18日に各自治体と医療機関に対して早期発見や院内感染防止等の注意喚起の事務連絡を発出しました。
医療従事者は、麻しんを念頭においた診療に留意してください。
<麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)>
<麻しんについて>
新型インフルエンザ等対策に係る医療機関の情報取り扱いについては、リスクコミュニケーションの観点から、毎年度調査依頼しております「感染症指定医療機関に関する調査」の内容を今年度より一部変更いたします。
今後、こうした情報については、厚生労働省ホームページに掲載し公表することになりますので、関係者の皆様にもご協力頂けますようよろしくお願いいたします。
<新型インフルエンザ対策医療機関の情報取り扱いについて>
昨冬に開催した「新型インフルエンザの診療と対策に関する研修」の講演内容を動画で公開しました。
医療者の皆様におかれましては、新型インフルエンザ対策の参考としていただければ幸いです。
<YouTube MHLWchannel>
<厚生労働省のWEBサイト 講演会・研修会>
▷ 2019年03月27日 エボラウイルス病-コンゴ民主共和国
▷ 中東呼吸器症候群(MERS)に関する注意
以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
埼玉県保健医療部疾病対策課
感染症・新型インフルエンザ対策担当
TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
埼玉県予防接種センター長 川野 豊(予防接種医療相談)
TEL:048‐601-2200 FAX:048‐601-2201
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予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
会員の皆様
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