HOME > 埼玉県予防接種センターだより(No 2021-10)
総接種回数は1.7億回を超えました。自治体の方々、医療関係者、職域接種の関係者をはじめ、皆様のご尽力により接種が進いることに御礼申し上げます。
引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。
≪役立つ情報をご案内します≫
○コラム「子どもへの新型コロナワクチン接種の考え方と副反応への対処法」を川崎医科大学の中野貴司先生にご執筆いただきました。
○接種後の健康状況調査の中間報告です。
アストラゼネカ社のワクチン接種後の症状の頻度もまとめています。
○接種を行う医療機関へのお知らせです。
接種を実施する際に必要な情報をまとめています。
≪このほか、新型コロナワクチンに関する情報はこちらをご覧ください≫
厚労省HP「新型コロナワクチンについて」
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会の報告で以下のようになっています。(リンク)
○ 今年度のインフルエンザワクチンは、製造効率等が特に良かった昨年度とは異なり、例年と同程度の 製造効率等である。
○ 平成8年以降で最大となった昨年の使用量と比較すると少ないが、例年の使用量に相当する程度 は供給される見込み。
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は第35週以降減少が続いている。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
特集は「麻疹 2021年7月現在」です。関連情報として、「亜急性硬化性全脳炎に対する治療、麻疹の抗体保有状況―2020年度感染症流行予測調査(暫定結果)、海外の麻疹2020年の流行状況について、大阪府内における麻疹特異的抗体の保有状況と麻疹発生動向、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における感染症対策としての麻しんワクチン接種」などを取り上げています。
<IASR(病原微生物検出情報 月報)2021年9月号>
エゾウイルスは、ブニヤウイルス目ナイロウイルス科オルソナイロウイルス属に属する、新たなマダニ媒介性急性発熱性疾患として、2020年1月に、国立感染症研究所病原微生物検出情報で初報告されたウイルス感染症です。また、同属には、クリミア・コンゴ出血熱ウイルスが含まれます。
9月20日に、北海道大学からのエゾウイルスについての論文が、Nature Communications誌に掲載されました。この論文では、北海道内で重症熱性血小板減少症候群(SFTS)様症状を示した患者の血清248検体を検査し5例でエゾウイルスPCRが陽性であり、2014年~2020年までで計7例(2020年既報告含む)がエゾウイルス陽性であったと報告しています。
厚生労働省では、エゾウイルスや近年増加傾向が認められるSFTSや日本紅斑熱を含めたダニ媒介感染症に関する情報提供及び市民への注意喚起を促す事務連絡を発出ております。エゾウイルスについては、疫学情報、臨床症状等の情報が未だ不明な点が多く、本疾患については、引き続き情報収集を実施し、必要に応じて情報提供を行ってまいります。
【出典】
・Kodama F, Yamaguchi H, Park E, et al. A novel nairovirus associated with acute febrile illness in Hokkaido, Japan. Nat Commun. 2021 Sep 20;12(1):5539.
・北海道大学 プレスリリース(研究発表)北海道におけるエゾウイルス熱を発見~マダニが媒介する新たなウイルス感染症~ (2021/9/22)
・厚生労働省 結核感染症課 事務連絡 最近のダニ媒介感染症の国内の発生状況について (2021/9/22)
・厚生労働省 結核感染症課 ダニ媒介感染症
2021年10月06日 ペスト-マダガスカル
2021年10月03日 黄熱-ナイジェリア
2021年10月01日 新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告(更新31)
2021年09月27日 髄膜炎-コンゴ民主共和国
2021年09月27日 新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告(更新30)
2021年09月19日 マールブルグ病-ギニア終息
以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
埼玉県保健医療部疾病対策課
感染症・新型インフルエンザ対策担当
TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
埼玉県予防接種センター長 川野 豊(予防接種医療相談)
TEL:048‐601-2200 FAX:048‐601-2201
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予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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