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埼玉県予防接種センターだより (No 2018-6)

◎ 予防接種情報 ◎

◆第3回麻しん・風しんに関する小委員会を開催しました(2018年5月11日)

今回の小委員会では、麻しん及び風しんの特定感染症予防指針の改正に向けた方向性について、委員の方々から広くご意見をいただきました。最近の麻しん発生事例などを踏まえて、定期の予防接種を徹底することや、輸入症例への対策、児童福祉施設や医療機関等における対策を強化するなど、改正の方向性について議論されました。

<第3回麻しん・風しんに関する小委員会>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205817.html

◆第4回麻しん・風しんに関する小委員会を開催しました(2018年6月8日)

今回の小委員会では、これまでの議論に基づいて、定期の予防接種の徹底や、輸入症例への対策、児童福祉施設や医療機関等における対策、風しん抗体検査から予防接種への結び付け、広域感染発生時の対応の強化についての内容が盛り込まれた、麻しん及び風しんの特定感染症予防指針の改定案について、議論が行われました。

<第4回麻しん・風しんに関する小委員会>
https://urldefense.proofpoint.com/v2/url?u=http-3A__www.…

◆第12回厚生科学審議会感染症部会新型インフルエンザ対策に関する小委員会を開催しました。(2018年5月23日)

今回の小委員会では、プレパンデミックワクチンの備蓄は当面必要であり、この際、従来はH5N1亜型に対応していたところですが、今後はH7N9亜型とする方針が示されました。

また、中長期的検討課題として、平成30年度末をもってパンデミックワクチンの製造体制が整備されるため、製造体制や接種時期、接種体制等を精査し、改めて備蓄の必要性について検討する方針が示されました。

<第12回新型インフルエンザ対策に関する小委員会>
https://urldefense.proofpoint.com/v2/url?u=http-3A__www.…

◎ 感染症情報 ◎ 〜 国内の感染症発生状況 〜

◆咽頭結膜熱の報告が増えています

咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる発熱、咽頭炎、結膜炎などを起こす、子どもに多い急性ウイルス性感染症です。アデノウイルスは接触感染や飛沫感染などで感染します。以前はプールを介して感染することもあったことからプール熱とも呼ばれます。咽頭 結膜熱は例年夏に流行しますが、今年は全国的に報告が多くなっています。

予防のために、十分な手洗いを行い、タオルの共有は避けましょう。

<咽頭結膜熱について>
https://urldefense.proofpoint.com/v2/url?u=http-3A__www.…

<国立感染症研究所:咽頭結膜熱とは>
https://urldefense.proofpoint.com/v2/url?u=https-3A__www.…

◆引き続き麻しんが報告されています

現在、各地で麻しん患者が報告されています。医療従事者は、疑わしい症状の患者を診察する際に、予防接種歴、渡航歴等を確認し、麻しんを念頭においた診療と、感染防止策に留意してください。

<麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)
https://urldefense.proofpoint.com/v2/url?u=http-3A__www.…

<麻しんについて>
https://urldefense.proofpoint.com/v2/url?u=http-3A__www.…

◆ロタウイルス感染症の報告が増えています

2月後半よりロタウイルス感染症の報告数が増えています。ロタウイルス感染症は主に乳幼児の下痢症を引き起こすウイルス感染症であり、毎年3月~4月を患者報告数のピークとして、5月頃まで流行が続きます。

下痢、嘔吐のために水分摂取できない乳幼児が入院することも少なくありません。ロタウイルスの感染経路は主に糞口感染であり、患者の排泄物中に多量のウイルス粒子が含まれているため、手洗い等とともに、オムツ等の適切な処理が感染防止の基本です。院内感染を防止するためにも、医療従事者は手洗いの徹底を心がけてください

<ロタウイルスに関するQ&A>…
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansens…/

<国立感染症研究所:ロタウイルス感染性胃腸炎とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/3377-rota-intro.html

◎ 感染症情報 ◎ 〜 海外の感染症発生状況 〜

◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています

コンゴ民主共和国(旧ザイール)北西部の赤道州における、エボラ出血熱の流行状況が、2018年6月13日に現地の保健省より発表されました。今回の流行では、これまでに28名の死亡例を含む、確定例38例、疑い例28例のエボラ出血熱が報告されています。

厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。発生地域であるコンゴ民主共和国から帰国された方で体調が悪いときには、必ず検疫所に申告するようにしてください。

<エボラ出血熱について>
https://urldefense.proofpoint.com/v2/url?u=http-3A__www.mhl…


以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
 埼玉県保健医療部疾病対策課
 感染症・新型インフルエンザ対策担当
 TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048‐601-2615  FAX:048‐601-2253
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