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埼玉県予防接種センターだより (No 2021-09)

◎予防接種情報◎

◆ 新型コロナワクチンについて

総接種回数は1.2億回を超えました。自治体の方々、医療関係者、職域接種の関係者をはじめ、皆様のご尽力により接種が進んでいることに御礼申し上げます。引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。

≪役立つ情報をご案内します≫

○武田/モデルナ社のワクチンの一部のロットの使用見合わせについてのお知らせです。なお、健康被害は確認されていません。今後とも、皆様に安心して接種いただけるよう取り組んでまいります。< リンク >

○妊娠中の方も接種できます。希望される妊婦やパートナーが、円滑に接種を受けられるよう自治体等にご協力をお願いしています。< リンク1 > < リンク 2>

○接種を行う医療機関へのお知らせです。接種を実施する際に必要な情報をまとめています。< リンク >

≪このほか、新型コロナワクチンに関する情報はこちらをご覧ください≫
厚労省HP「新型コロナワクチンについて

◆ 新型コロナワクチン接種後の副反応疑い報告基準に、血栓症(血栓塞栓症を含む。)(血小板減少を伴うものに限る。)(以下、TTS)が加わりましたが、8月16日からTTSをご報告いただくときは、調査票が加わりました。

< リンク >

上記から8月16日の通知をご確認ください。

2) 新型コロナワクチンの予診票、説明書、情報提供資料が更新されています。
< リンク>

◆ 英国から、12-15歳の小児に対する新型コロナワクチンに関するステートメントが出ました。

< リンク >

◎感染症情報◎

〜国内の感染症発生状況〜

◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、8月27日現在、各自治体が公表している感染者数(陽性者数)を集計した結果、感染者は1,388,863例、死亡者は15,797名となりました。

また、入院治療等を要する者は225,553名、退院又は療養解除となった者は1,135,906名となりました。

≪みなさまへのお願い≫
8月27日から、東京など13都府県に発令中の緊急事態宣言の対象に、北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県がまん延防止等重点措置区域から緊急事態宣言区域に変更され、さらに、まん延防止等重点措置の対象に、高知、佐賀、宮崎、長崎の4県が追加されました。いずれも期間は8月27日から9月12日までです。

緊急事態宣言区域
沖縄・東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・茨城・栃木・群馬・静岡・京都・兵庫・福岡・北海道・宮城・岐阜・愛知・三重・滋賀・岡山・広島

まん延防止等重点措置区域
石川・福島・熊本・富山・山梨・香川・愛媛・鹿児島・高知・佐賀・長崎・宮崎


国民の皆さまにおかれましては、感染拡大の防止に引き続きご協力をお願いいたします。

<緊急事態宣言、まん延防止等重点措置についての最新の情報はこちら(内閣官房HP)


感染管理に関しては、下記国立感染症研究所等が発表しているマニュアルをご覧ください。 

新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年8月6日改訂)

新型コロナワクチンについて (2021年8月5日現在)
今回は、変異株に対するワクチン有効性および海外での感染者数とワクチン接種回数の関係を中心に、新型コロナワクチンに関する最近のトピックスについて概要をまとめました。

新型コロナウイルス感染症の直近の感染状況等(2021年8月25日現在)
第49回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年8月25日、厚生労働省)の報告による、我が国における新型コロナウイルス感染症の状況等についてお知らせいたします。

≪★新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省ホームページ)
:新型コロナウイルス感染症 特設ページ≫

お知りになりたい分野別に分類されております。陽性者数、PCR検査の実施人数など発生状況に係るデータも掲載しています。この特設ページでは、医療機関の方向けの情報の他、健康や医療相談の情報、暮らしや仕事の情報、国内の発生状況、政府の取組、医療提供体制整備など、幅広く項目を設けております。ぜひご活用ください。
日本語リンク
英語リンク

データからわかる−新型コロナウイルス感染症情報−
これまで発信してきた情報、蓄積してきたデータをよりわかり易く可視化し、国民の皆様ひとりひとりの日々の感染防止対策に役立てていただくことを目的として、「ステージの判断で参考とされる指標関連データ」として6つのグラフを公開しました。ぜひご活用ください。

○多言語情報:COVID-19 Multilingual Guideがご覧いただけます
厚生労働省ホームページでは多言語情報として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)地域別相談窓口を、やさしい日本語、英語、ポルトガル語、中国語、韓国語で解説しています。
スペイン語、ベトナム語、タイ語、タガログ語、インドネシア語、ネパール語、ベンガル語、カンボジア語、ヒンディー語、マレー語、モンゴル語、ミャンマー語、フランス語、トルコ語、アラビア語の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のポスター、リーフレットも掲載されておりますので、ぜひご覧下さい。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application
☆7月15日に修正版「1.2.5」の配布を開始しました。修正版「1.2.5」では、 アプリでの陽性登録の際に必要な「処理番号」の取得方法が分かりにくいとのご意見を踏まえ、取得方法の説明画面を追加しました。
本アプリは、利用者ご本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受けることができます。利用者は、陽性者と接触した可能性が分かることで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができます。利用者が増えることで、感染拡大の防止につながることが期待されます。< リンク >

 アプリのインストール方法
 App StoreまたはGooglePlayで「接触確認アプリ」で検索してインストールいただくことができます。

 iOS端末をご利用の方
 iOS13.5搭載端末で、接触について通知を受け取れないケースが見つかっています。OSを最新版にアップデートした上で本アプリのご利用をお願いします。

 Android端末をご利用の方
 自動的に通知を受け取ることができるよう、省電力機能などの設定を今一度ご確認ください。

 ・接触確認アプリについてのQ&Aも更新しております。個人情報などのご不安や不具合に関してもこちらに記載があります。

○厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症に関する通知・事務連絡は下記ページに掲載されています。
自治体・医療機関向けの情報一覧(新型コロナウイルス感染症)

啓発資料はこちら
「3密を避けましょう」ポスターや、『はたらく細胞』ポスター、感染予防に大切な7つのピクトグラム、手洗いポスター(ラブライブ!サンシャイン!!)、アマビエロゴなど(ダウンロード自由です。ぜひご利用ください。)※2021年版の感染防止対策のポスターも掲載しています。

○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するSNS「英語版」配信開始しました。 6月25日から、随時配信しておりますので、是非ご覧ください。
Twitter
Facebook


現在の状況と厚生労働省の対応については、各国機関やWHO等から発表された内容を踏まえ、プレスリリースとして毎日発表しております。厚生労働省が把握している情報と現在の対応など、プレスリリース一覧は下記にございます。

報道発表一覧(発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他)
厚生労働省英語版ページ
厚生労働省中国語版ページ
多言語情報(Multilingual information)
Employment Policy for Foreign Workers> 
  −外国人のみなさまへ 仕事や生活の支援について−

◆ IDWR 2021年32週(第32号)(2021年8月27日)

RSウイルス感染症の定点当たり報告数は第29週以降減少が続いている。
IDWR 感染症発生動向調査週報

◎感染症情報◎

〜海外の感染症発生状況〜

◆ ギニア共和国でマールブルグ病が発生しています

2021年8月6日、ギニア共和国保健省は、同国南西部ンゼレコケ州ゲケドゥ県で発生したマールブルグ病の確定症例1例を世界保健機関(WHO)へ報告しました。

ゲケドゥ県はシエラレオネとリベリア国境近くにあり、同地域は本年6月19日に終息したばかりの同国のエボラ出血熱の発生地でもありました。マールブルグ病の発生は同国初で、西アフリカでも初めてです。

症例は46歳の農業を営む男性で、7月25日に発症し、8月1日に、発熱、頭痛、倦怠感、腹痛、歯肉出血の症状で、近くの小規模医療施設を受診、8月2日に亡くなりました。

この患者の発生は県の保健当局に報告され、WHOと国の当局の専門家からなる調査チームが詳細な調査を開始しました。死亡した患者の検体から、マールブルグウイルスが検出され、国立研究所、セネガルのパスツール研究所で確定診断されました。本疾病の発生を受け、ギニア保健省、WHO、米国疾病対策予防センター(CDC)等の関係機関が初動対応・感染拡大防止策を実施しております。
なお、8月15日時点で、173名の接触者が特定され、うち172名が健康観察されていますが、高リスク濃厚接触者である、患者の妻が所在不明となっています。

WHOは、ギニア共和国の脆弱な医療体制と新型コロナウイルス感染症等の発生状況、患者発生地域がシエラレオネとリベリア国境近くであることから、頻回な国を超えた行き来により隣国への感染波及が懸念されており、国及び地域レベルの流行リスクを「高」とし、世界レベルのリスクは「低」としています。

より詳しい情報は下記、WHOアウトブレイク発生情報、WHOアフリカ地域事務局の週報等をご覧ください。厚生労働省は本疾患に対して引き続き情報収集を実施し、必要に応じて情報提供を行ってまいります。

【出典】
WHO Disease Outbreak News (DONs): マールブルグ病(ギニア共和国)(2021/8/9)
WHO マールブルグ病 ファクト・シート(2021/8/7)
WHOアフリカ地域事務局週報 第32週: 2021/8/2-8/8 (8/8 17時時点)
WHOアフリカ地域事務局週報 第33週: 2021/8/9-8/15 (8/15 17時時点)
WHOアフリカ地域事務局 ニュースリリース(2021/8/9)
厚生労働省 感染症法に基づく医師の届出のお願い(マールブルグ病)
厚生労働省検疫所 FORTH 海外感染症情報 マールブルグ病―ギニア(2021/8/11)

◆ コートジボワール共和国でエボラ出血熱が発生しています。

2021年8月14日、コートジボワール共和国保健省は、同国の大都市アビジャンで発生したエボラ出血熱の確定症例1例を世界保健機関(WHO)へ報告しました。

同国でエボラ出血熱が発生するのは1994年以来25年以上ぶりで、同国政府は本症例をギニア共和国からの弧発輸入例としています。

症例は18歳のギニア国籍の女性で、8月8日にギニア中北部の街ラべから出発し、前回のエボラ出血熱流行地のンゼレコレを経由し、陸路でコートジボワールに入国後、アビジャンに向かいました。

道中で発熱症状が出現し、8月12日には、高熱、頭痛、歯肉・性器出血を呈して、アビジャンのクリニックを受診し、ココディ大学病院に転送。8月14日、コートジボワール・パスツール研究所で前日に採取された検体からザイールエボラウイルスが同定されました。患者は現在、同都市のトレイクヴィル大学病院で隔離され、治療中です。8月18日時点では131名の接触者がリストアップされ、うち、6例の高リスク接触者が隔離されています。

本疾病の発生を受け、同国保健省、WHO等の関係機関が接触者調査を含む発生時対応・感染拡大防止策を実施しているほか、ワクチン確保が進められています。WHOアフリカ地域事務局長は、大都市での発生であることから、本件に「非常に大きな懸念」を表明しています。現時点でWHOはコートジボワールへの渡航制限等は推奨していません。

なお、本症例が感染したと推定されているギニア共和国では、2021年2月14日に発生したエボラ出血熱の流行が6月19日に終息したばかりですが、本症例と同流行との関連性については現在調査中です。
予備的なゲノム解析結果からは、今回のウイルスと2014〜2016年にかけて流行したウイルス株との類似性が示唆されています。

より詳しい情報は下記、WHOアフリカ地域事務局のニュースリリース等をご覧ください。厚生労働省は本疾患に対して引き続き情報収集を実施し、必要に応じて情報提供を行ってまいります。

【出典】
WHO エボラ出血熱ファクト・シート
WHOアフリカ地域事務局週報 第33週: 2021/8/8 -8/15 (8/15 17時時点)
WHOアフリカ地域事務局週報 第34週: 2021/8/16 -8/22 (8/22 17時時点)
WHOアフリカ地域事務局 ニュースリリース(2021/8/14)
コートジボワール共和国保健省ウェブサイト(フランス語)(2021/8/14)
厚生労働省 感染症法に基づく医師の届出のお願い(エボラ出血熱)
厚生労働省 エボラ出血熱について
厚生労働省検疫所 FORTH 海外感染症情報 エボラ出血熱病―コートジボワール(2021/8/16)
West Africa COVID-19 deaths surge amid Ebola and other outbreaks (8/19)

以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。

行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
  埼玉県保健医療部疾病対策課
  感染症・新型インフルエンザ対策担当
  TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809

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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048‐601-2200  FAX:048‐601-2201

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